¥ 2,000
奇想天外でユーモアに溢れ、ちょっぴり毒もある不思議な世界——。確かなデッサン力と独特な発想から生まれ、日々進化しつづける切り絵の代表作を収めた初の作品集『お伽猫紙(おときびょうし)』です。作品の繊細な色合いを綺麗に表現できるよう、印刷にこだわりました。作品の他に、星先こずえ本人のエッセイや、母・星先かおると師・松澤佐和子の対談なども収録。 詳細データ: 出版社 合同会社花乱社 発売日 2013年3月18日 第1刷発行 寸法 25.5×22.4×1.6cm ページ数 72ページ ISBN 978-4-905327-25-7 表紙絵: 2009年 切り絵 「恐竜図屏風の前で」 paper cutting "in front of dinosaur's folding screen" 第7回大野城まどかぴあ総合美術展にて「大野城市商工会賞」受賞 本文より抜粋: 下描きの線を生かしながら、創った色で構成する。これが私の切り絵だ。 油絵やアクリル絵の具では表現しきれないピリッとした、それでいて温かみのある作品を描くために、今日も本を読み、外に出て生きとし生けるものと交流する。 頭の中と瞳に何も映さないままでは、絵は描けない。
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現在は切り絵作家として活躍している星先こずえですが、昔は「なにげなく目が合う、ということがない。大きな声で名前を呼んでも返事をしないのに、小さい声での語りかけに振りむくときがある。ちょっと目を離すと、長い距離を瞬間移動のように動き、迷子になってもまったく平気」という子どもでした。何かおかしい、と感じて病院に連れていって受けた診断結果は「自閉症」。障害児への理解や情報が少なかった時代に、我が子を観察することと、決してあきらめないということを武器に、取り組みを続けました。そして、次の一歩、次の一歩と進むうちに、いつの間にかこずえは大学を卒業していました。本書は、彼女の乳幼児期から大学生までの成長を振り返ったエッセー風の手記です。 詳細データ: 出版社 株式会社くもん出版 発売日 2006年9月25日 第1刷発行 著者 星先薫 寸法 A5判(縦21.0cm×横14.8cm) ページ数 120ページ 「はじめに」より抜粋: 恵子(仮名・こずえのこと)は、大学生になりました。すでに最終学年になったというのに、彼女が大学生であるという現実が、未だに夢のようです。 でも恵子は、相変わらず成長を続けています。文学を熱く語り、絵画を前にして立っておれないほど感動し、音楽や映画を楽しみ、そのうえ友人を気づかいながらリーダーシップをとっているのです。指さしたところを見てくれない、声をかけても振りむかない、言葉も発せずに走り回っていたあの幼い恵子が、奇跡の成長をとげてくれました。 21歳になる恵子の成長は、ほかの子どもたちとくらべることなく、恵子にとって次の一歩、その次の一歩と登ってきた結果です。その途中で、突然の奇跡が起こったわけではありません。つねに次の一歩を目指して取りくむことで、まずは目の前の一歩を獲得してきた、ということの積み重ねです。 尚、この商品の売り上げの一部は、NPO法人コミュニケーション・アートへ寄付します。
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